スタンプの審査期間の目安は、一発合格の場合でも1ヶ月~3ヶ月

すでにご存知かもしれませんが、スタンプの審査にはめちゃくちゃ時間がかかります。
10日ぐらいじゃないの?
とんでもありません。
どれだけ早くても1ヶ月。
ラインスタンプの審査期間についてはいろいろ言われていますが、通常2~3ヶ月程度かかるのが普通です。
実はこれも本当に運なのです。
何人体制で審査されているのかなど詳しいことは不明ですが、人間の目で細かく厳しく審査されていることは確かです。
例えば審査員が3人いるとします。

ラインスタンプの審査

もし審査員を選べるとしたら、どこに並びたいですか?
「もちろんBでしょ!」
正解です。
でも実際は選べないのです。
審査員を選べないどころか、自分が今どこに並んでいて、あと何人待ちなのかも分かりません。
実際に私は以前、同じ日に3つのスタンプを同時に審査依頼したことがあります。
すると1つは約1ヶ月で審査に通り販売開始されたにも関わらず、残りの2つは販売開始まで2ヶ月半ほどかかりました。
こればかりは運なのですが、とにかく待つしかありません。

リジェクトされたら再審査依頼(最後尾に並びなおし)

リジェクトとは、何かしらの理由で審査に通らずに販売開始できないことを言います。
簡単に言えば「このスタンプはダメだよ!やり直し!」ってことですね。
リジェクトされたからと言ってそのスタンプがもう使えないかと言うとそうではありません。
ラインのスタッフさんがリジェクトの理由を教えてくれますので、それを修正し、改めて再審査の依頼をすればいいのです。
しかしリジェクトされて再審査となると、また最後尾に並んで審査をやり直さなければなりません。
そこから販売開始までにさらに何ヶ月かかかる可能性もあるわけです。
実際に私のお客様の中にはスタンプ完成から販売までに6ヶ月程かかったお客様もみえます。(リジェクト1回)
一生懸命作った我がスタンプを1日も早く世に出すためには、極力リジェクトを避けるため細心の注意を払ってスタンプを作成してください。

リジェクト対象
以下のようなスタンプは審査に通りませんのでご注意ください。

  • 日常会話で使用しにくいもの(例:物体、景色など)
  • イラストでないもの(例:写真や顔写真など)
  • 視認性が悪いもの(例:横長な画像や、8頭身キャラクターの全身など)
  • スタンプ全体のバランスを著しく欠いているもの(例:淡色ばかりのもの、単なる数字の羅列など)
  • 公序良俗に反するもの、未成年者の飲酒喫煙を想起するもの、性的表現、暴力的表現、ナショナリズムを煽るもの

実際のところ審査の合否は、審査した方の気分にも左右されるという感じがしています。
中でも一番曖昧な審査基準が、「日常会話で使用しにくいもの」です。
たとえば「愛犬のスタンプ」を作成しているとして、
犬のお顔であればまず問題はないと思いますが、犬小屋だけのスタンプはリジェクトされる可能性が高いです。
LINEスタンプはあくまで日常会話で使用することを前提とされていますので、
犬小屋のスタンプは日常会話で使いどころが無い!と判断されるかもしれません。
「犬の愛好家たちには使えるじゃないか!」
と思われるかもしれませんが、あくまで一般の日常会話を想定してください。
私は以前、魚釣りのスタンプを作成して審査依頼したのですが、魚群探知機とウキのスタンプがリジェクトされました。

ラインスタンプのリジェクト対象

2ヶ月待ってようやくのリジェクトでしたので、「魚釣りが好きな人には使えるぞ!」と反論したくもなりましたが、
今思えば、確かに日常会話で魚群探知機は使わないかな・・・と反省しています。
もちろん反論なんて絶対にしないほうが身のためです。

ラインスタンプを自作して販売したい!という人が増えてきた現在、スタンプの審査はもの凄く混んでいます。
1日で約1,000程度の審査依頼が来るそうです。
これらを1つ1つ人間の目で審査していくわけですから、時間がかかって当然かもしれませんね。
どちらにせよ1回のリジェクトが、販売開始の期間を大幅に遅くすることは言うまでもありません。
リジェクト対策は万全にお願いします。

■追記(2015年6月10日)
ラインスタンプの審査リクエストからたった5日で承認・販売!

当動画マニュアルでは、スタンプの審査について、リジェクト対策についても詳しく解説させていただいております。
LINEスタンプ制作動画マニュアルはこちらをご覧ください。